2024.09.20
インタビュー
ハードルの低いコーヒー屋さん・GREEN HANDS COFFEEの萩原家
#働くひと
2023年、駅西にオープンしたグリハンことGREEN HANDS COFFEE。 ここを営むのは、萩原ご夫婦です。 ご夫婦のこだわり溢れる一癖二癖何癖もあるお店で、お二人とのおしゃべりを楽しめます。
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駅西の角にある、可愛らしい見た目のコーヒー屋さん。
道端から覗けば、店主さんのお顔が見えちゃいます。
今回は、このグリハンを営む萩原家の、駅西愛溢れる美希さんにお話をお伺いします。
気さくで行動を起こすのがとっても早い美希さん!
まずは駅西でお店を営むようになった経緯から語っていただきました。
美希さんのホップステップ
美希さんの生まれ育ちは姫路。
就職活動の時期に出会ったキッザニアに魅了され、アルバイトから正社員に。
キッザニアでのお仕事を通し、子どもと触れ合うこと、人材を育てることの面白さに目覚めます。
共にお店を営む旦那さんは、高校時代の同級生。
結婚のタイミングで、一度お二人とも東京へ! 息
子さんの妊娠をきっかけにまた姫路へ戻ってこられてからは、旦那さんのご実家の家業をお手伝いしていました。

お店ができる前、朝市の出店の時は壁はありませんでした
でも、「なんか…もっと自分のやりたいことにもチャレンジしていきたいなあ……」と思っていたそう。
そんな矢先のステイホーム期に、コーヒーの焙煎やお菓子作りを始めました。
その様子をインスタグラムに投稿していたところ、シェアスペースやイベントで出店しませんか?とのお声がけが!
その中に、朝市もあったそうです。
同じ駅西で、荒物屋さんを新店主さんが引き継いだ蒲田商店さんのインスタなども見て、駅西が気になっていたところのお誘い。
イベント出店が続いていた時代は、いつかは旦那さんの実家を継ぐのかな…お店は20年後にできたらいいな…と思っていたそうです。
しかし、2023年に始めたのは駅西のお店!
学生時代は知らなかった駅西も、魅力を知ってしまってからは、魅力発信のためにここでお店を構えたい!と思うように。
元々面識のあった乾物屋さんの建物を継いで、グリハンが開店しました!
コーヒーには甘いもの!
ここまでのお話もとっても上手な美希さん曰く、旦那さんは「もはぎさん」と呼ばれているそうです。
そんなお二人が自信を持って紹介するお店のイチオシは、もちろん手淹れのコーヒー!
機械は使わず、店主さんたちの五感で淹れるこだわり。
コーヒーを準備してくださっている間は、お店に入ってすぐのカウンターを挟み、お二人とのおしゃべりを楽しめます。
そうして出来上がったコーヒーは、「キツくなくて飲みやすい!」とお客さんに好評です。
さらにカウンターには、コーヒーにあうおやつも準備。
特に私が大好きなのは、シナモンのドーナツ!
よくお土産に買って帰るのですが、美味しすぎるあまり実家の母が「ひとつじゃ足りん!」と毎回騒ぎます。
お子様向けにはかわいくて大きいクッキーも!
お仕事の休憩時間、まちあるきのおやつにコーヒーと甘いものをぜひ。

本日のおやつは、クッキーとドーナツ
美希さん、駅西激ハマり
美希さんは、駅西エリアのちょっとグレーな雰囲気が自分たちに合っていて好きなんだそう。
クリーンすぎず、昔の活気の名残があるのが良いんだとおっしゃるのも、ここを歩いてみればよく分かります。
駅西でのお買い物には、お店の方とのコミュニケーションが必須です。
美希さん曰く、「人と人との対話でおかいもの」。
市場ならではのおかいものスタイルを大事にしたいという思いが、グリハンでのお客さんとのおしゃべりにも繋がっています。
美希さんに「駅西のおもろいポイントはどこですか?」と伺うと、「夏の暑い日でも、雨の日でも風の日でも、軒下でお店やってること」と教えてくださいました。
普段からここの様子を見ている方だからこそ気付いたことかもしれません。
建物やなんとなくの雰囲気だけでなく、ここで生活している方々の生活スタイルでも、歴史を感じられます!

もはぎさんの趣味のソフビ人形がいっぱい!
将来の野望
将来、グリハンを拡大していくならモーニングもやってみたい!とのこと。
姫路のモーニング文化を引き継いでいきたいとの思いだそう! とはいえ今のグリハンは、とにかく「ハードルの低いコーヒー屋さん」。
週替わりのブレンドを用意しています。 小難しい豆や炒り方の知識がなくても、一息つきたい時に来てくれたらいいなという思いがあるそうです。
ここでお店をやることで、駅西に初めて来てくれる方もいるはず。
とっても地元に足のついたお話をされる、美希さんでした。

カウンター挟んですぐのご夫婦を激写

この記事を書いた人:どひ
兵庫県立大学4年生(2025年2月現在)。都市計画研究室に所属し、個人的に朝市のお手伝いをしている。縁があり夕雲舎でライターとして駅西にいる人の取材を行なっている。コミュ力おばけ。